2015年9月28日月曜日

Mirareed GT-6001 安物フォグ 遮光板の製作


道案内  [目 次  [連絡先]  [ブログ  フォグ


 *続 編-安物フォグ遮光板再挑戦 RZ-580(GT-6001)
 *続々編-RZ-580(GT-6001)遮光板改良 三度目の正直?


石器人だから石器時代の中古車に乗っている。

若い頃はスラローム競技(ダートトライアル)などもやっていて、その時は今とは違って、それなりに競技に適した車に乗っており、CIBIEやBOSCHのフォグランプを後付けして、夜中に山奥の林道や人気のない田舎の河川敷などを練習のために走り回っていた。

その時に、きちんとしたメーカーのフォグランプであれば、ハロゲンの55Wでも十分明るく、配光もきれいにカットされていて、対向車の迷惑にもならない、ということを知った。特にCIBIEのH4 Oscarは絶品で、Loビームにしておけば対向車側から見ても全く眩しくなかった。

時は流れてG3になるとともに、十数年落ちの中古の軽自動車でも、何の不満もなく乗っていられる境地に辿り着いた。車自体が古いことについては、石器人なので床に錆び穴でも開かない限り(過去に二度ほどあった)気にならない。

しかし加齢の所為か、夜の路面が年を追うごとに見難くなってきている。雨でも降ればヘッドライトだけでは心許ない。そんな中ある時、突然昔の記憶が蘇り、補助灯を付けてみようと思い立った。




まず初めに手に入れたのは、当時近くのホームセンターに1980円で売っていた、MirareedというメーカーのGT-6001という丸い小型のランプだった。

下の画像の左側がGT-6001の箱で、右側が後日使うことになったRZ-580という殆ど同じ製品である。

左がGT-6001の箱で右が後日入手したRZ-580
このGT-6001という商品は、後にGT-6002という商品に更新され、それと中身は全く同じ物が、後にRemixという会社からRZ-580という名前で発売されたようだ。GT-6001と、GT-6002(RZ-580)との違いは、リフレクターに刻まれた2本の縦ラインだけだったと思う。
光源はH3の55Wハロゲンバルブでいずれもmade in chinaと箱に書いてある。



このランプなのだが、確かに明るいことは明るい。しかし、対向して来る車にとっては非常に迷惑な配光になっているのだ。

これが点灯した写真。

GT-6001 真正面より
上の写真では分り難いが、実際に車の前面にセットして、対向車の位置から見てみると、これが非常に眩しい。ヘッドライトのHiビームも点灯してみたが、それに負けないくらい眩しいのだ。
いくら下に向けても駄目で、これでは対向車が来るたびに消さなきゃならない。



これはダメだ、とても使えん、捨てよう、と思ったが、ふとあることを思い付いた。

有名どころのメーカーや純正のフォグランプなら、対向車の眩惑防止のために、バルブの前側に遮光用の傘が付いているものが多い。傘が無い場合は、先端に遮光塗料を塗っているバルブを使っている物もある。

GT-6001が眩しいのは、この「傘」が付いていないからだろう(と、この時は思っていた)。傘が無ければ作ればいいのだ。

という訳で、またホームセンターに行って1mm厚の鉄板(建築資材置き場にあった何かのブラケット?)と、でかい金切り鋏を買って来て遮光用の傘の製作に取り掛かった。




で、これが手作りした遮光傘である。

H3バルブ用遮光用手作り傘
1mm厚の鉄板を買ったのは失敗で、切るのにも曲げるのにもエラく苦労した。
リフレクターの形状から単純に考察して、上向きの光を抑えるには下側の鏡面に反射する光を遮ればいいんだろう、という方向で作ってみた。




そして、フォグの筐体に装着してみる。

バルブへの装着
バルブの下側にうまく沿わすように苦労して曲げた。で、写真のように、傘を添わせた状態で、ランプ本体のバルブ差し込み口に滑りこませ、本体下側の固定用の切り込みをドライバーなどでこじって広げ、そこにバルブ座金の下側と一緒に挟んで、後は本体上側にあるバルブ固定用のネジで共締めすれば装着完了である。
バルブのガラス面と傘の間は、熱対策の為、僅かに隙間を設けてある。




これが遮光傘を装着した写真。

バルブ遮光傘の装着状況
バルブから下側に向けて発する光を遮って、上向きに反射するのを抑える形状になっているのが見える。
また、バルブ先端部の遮光についても、真正面から見ると光源がほぼ隠れる形状になっていて、前側への眩しさを抑ることが期待出来そうだ。





ということで、点灯してみたのだが…。

遮光傘付きGT-6001点灯!
確かに眩しくない。全然まぶしくない。

というより、明るくない…。

路面をほとんど照らさないんだわ、コレ。ストック状態では眩し過ぎて役立たずだと思っていたけど、別の意味で何の役にも立たないものを作ってしまった…。





ちなみに、こんな配光だす。

傘付きGT-6001の配光
上向きの迷惑な光は見事なまでに抑えられている。
しかし、肝心の前を照らす光は、円の面積でいうと3割以下になってしまっている。
これだもん、明るくないわ…。







やっぱり捨ててしまおう!と思ったが、世の中にはポジションランプという物が存在することを思い出した。

そうだ!今流行りのポジションランプとして活用すればいいんだ!

ということで、触れないくらい熱くなるポジションランプとして、およそ一年ほどの間石器車に装着していたという、情けないお話である。


*続 編-安物フォグ遮光板再挑戦 RZ-580(GT-6001)
 *続々編-RZ-580(GT-6001)遮光板改良 三度目の正直?




道案内  [目 次  [連絡先]  [ブログ  フォグ

-リンク-

-関連記事-

安物楕円イエロー中華フォグ
丸型イエロー安物中華フォグ100φ
FD3S RX-7用純正フォグ
RF1 RF2 ステップワゴン純正フォグ
PIAA 004X スポットランプ
安物フォグ遮光板再挑戦 RZ-580(GT-6001)
PIAA 610P フォグランプ
RZ-580(GT-6001)  改良遮光板 三度目の正直?
ヘッドライト イエローH4バルブカバー
驚愕!2個615円の中華H4バルブ+イエローバルブカバー
積雪期はこれで決まりか!?BOSCH COMPACT100 イエローフォグランプ
マレーシア製BOSCH COMPACT 100 コピー品?
BOSCH COMPACT100イエローフォグ→クリアフォグ 衣替え