2015年12月30日水曜日

A213G 三菱コルディア4WD GTターボ スーパーシフト


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BFMRファミリアに駆逐され戦闘力を失ったAE86に見切りをつけて選んだのが、中古の三菱コルディア4WD GTターボだった。本当はBFMRファミリアが欲しかったのだが、新車は高くて手が出ず、中古もまだほとんど出回っていなかったため、発売当時からあんまり人気が無くて値段も安かったこの車を選んだ。

シングルカムの1800cc 4G62ターボエンジン搭載で、最高出力は135ps(当時はグロス表示だった)、車重は豪華仕様のGSRターボより軽い1130kgだったと記憶している。

これまたデジカメも無かった時代なので、車の画像は残っていない。

この車に、バネとトキコ(だったと思う)のダンパーを組み、ガード類を装着するなどして、ダートラ用に仕上げていった。(地区戦やジュニアシリーズはロールバーの装着義務は無かった)


この最低限仕様のコルディアで、早速林道や河原を走り回ったのだが、当初想像していた以上に乗りやすい車だった。エンジンは6000rpmまでしか回せない(レッドゾーンが6000rpmから始まるからだが、実際はずーっと踏んでいれば6500rpm以上は回った。但し完全なオーバーレブ状態で、バルブサージング音も酷くなったけど)が、ターボなのでとにかくトルクがある。また、リヤデフにはメーカー純正の機械式LSDが装着されており、FR的に走らせることができる車だった。

4WD方式は直結のパートタイム4WDで、センターデフなどという洒落た物は無い代わりに、後輪にもロスなく100%駆動力が伝わるので、ダートや雪道でのトラクションはかなりあった。余談だが、石器人は競技を離れた後も、現在まで様々なセンターデフ方式やスタンバイ方式(センターデフをビスカスやロータリーブレード式カップリングなどで代用する方式)の4WDを乗り継いで来たのだが、こと「トラクション」に限って言えば、今でも直結式パートタイム4WDが費用対効果の点からも最強ではないかと思っている。但し、舗装路での切り返しなどハンドルを多めに回す場面ではタイトコーナーブレーキ現象が顕著に出るため、その点だけはセンターにデフ機構を持つ4WD車には敵わない。それでも、雪上やダートをある程度以上のスピードで走る場合は、常にどこかの車輪が滑っている状態なので、タイトコーナーブレーキ現象は打ち消され、コルディアが操縦性で不利だと感じたことは無かった。


ところで、このコルディアだが独特の変速機構を搭載していた。いわゆる「スーパーシフト」と呼ばれていたものである。主ミッションは4速しかないのだが、副変速装置が付いていて、それぞれの段が「Lo」と「Hi」に切り替えられ、「8速ミッション」として使えるのだ。
これが非常に面白くて、上手く活用すればクロスミッションのように接近したギア比でシフトアップしていくことが可能だった。

石器人が練習中に色々な変速パターンを試して、主に狭いコース用に考えたのが次の変速方法だった。

狭いコース用シフトパターン


上の図の②2速Hiから③3速Loにシフトする場合だが、主シフトレバーのすぐ右横に副変速レバーが有るので、後ろ側から左手でノブではなくレバーのシャフト部分を2本とも鷲掴みにして、主シフトレバーを絞るような感じで押し上げてやれば一挙動でシフトアップ出来た。

また、図の⑤3速Loから⑥2速Hiにシフトする場合は、前側から左手でノブではなくレバーのシャフト部分を2本とも鷲掴みにして、主シフトレバーを僅かに泳がせる感じで押し下げてやれば、これまた一挙動でシフトダウンが可能だった。


図では3速Hiまでしかシフトアップしていないが、これは当時、札幌市南区にあったダートラ場用に考えたものであり、このコースは狭かったので、上はほぼ3速Hiで間に合うと考えたからだ。86時代によく走った砂川市にある高速コース「オートスポーツランド砂川」は、この車では走らなかったので、高速コース用のパターンは考えなかった。

尚、1速、2速共にHiを使っている理由だが、このコルディアの副変速機のLo側を使うとかなりギヤ比が低くなるので、1速だと殆ど発進専用みたいな感じになってしまい、2速Loでも伸びが無い。タイムロスする要因のひとつとして「加速途中のシフトアップ操作(加速している途中でレブリミットに達してしまいシフトアップすると、僅かな間ではあるが一旦駆動が途切れてしまう)があるということは実感としてわかっていたので、ある程度スピードが乗る迄は、シフトの回数は少ない方がいい。2速Hiならレブリミットまで回せば、メーター読みで90km/h近くは出たのだから。

そのため伸びのあるHi側を使うことにしたのだが、これが結果的にはつながりの良いギヤ比になった。


さて、このコルディアなのだが、競技に出たのは結局一戦だけだった(台数が集まらず賞典外出走だったのだが、3台出走した中で、C73Aミラージュ4WDターボには負けたが、BFMRには勝ったのを憶えている)。当時、それまで勤めていた職場を辞めて求職活動を始めた為だが、後輪を楽に滑らせて走れる楽しい4WD車だったので、もう少し出場してもよかった気もする。


しばらくして次の職場も決まり、コルディアは自家用車として乗っていたのだが、ある日職場からの帰りの途中で、突然エンジンが止まってしまった。
セルがやけに軽く回るだけで、エンジンはさっぱりかからない。馴染みの修理工場に連絡して引き取って診て貰ったところ、なんとタイミングベルト切れだった。まだ8万kmにも達していなかったのに!

当時、ダートラやラリーを席捲し始めていたE38Aギャランの4G63エンジンのタイミングベルト切れ多発が話題になっていた時期で、三菱独自の「サイレントシャフト」がベルトに負荷を与えるからじゃないのか?と整備関係の知り合いが言っていたが、コルディアの4G62エンジンにもサイレントシャフトは搭載されていたから、その所為で切れたのだろうか?

その後、ベルト切れを修理して再びコルディアに乗ることなった。タイミングベルトが切れると、エンジンによってはピストンヘッドがバルブに当たり、バルブの歪みや曲がりが発生することもあるのだが、整備工場の担当者によれば「そこまでは行っていない」ということだった。しかし、乗っていると明らかにおかしい。エンジンが5000回転強までしか回らなくなったのだ。おまけに、その近辺まで回すと「ジャーン、ジャーン」というサージング音が盛大にする…。やはり、バルブがピストンにある程度干渉してしまったのだろう。





ということで、回らなくなったエンジンに嫌気がさし、別の車に乗り換えることにしたわけだが…。




(続く)  (前回)




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AE86 スプリンタートレノ 2ドアGT


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若い頃中古ばかり乗っていた石器人が初めて買った新車が、トヨタAE86スプリンタートレノだった。

グレードは2ドアGTの白黒ツートンカラーで、1984年に買ったので前期型ということになる。カタログの車重は905kgだったと思う。

デジカメも無かった時代なので、車の画像は残っていない。
仕方ないのでツートンカラーのコガラの写真でも貼って置く。

庭のコガラ(若しくはハシブトガラ?)




当時、ダートトライアルをやっていたので、この86のバンパーの下にCIBIEのMINIOSCARというランプを吊り下げて、夜中の河川敷や山奥の林道を走り回っていた。

この車の前には、2リットルの18R-GEUエンジン搭載のRA45セリカに乗っていたのだが、それと比べると86の4A-GEUは、よく回るけどトルク感は薄いエンジンだったと記憶している。

足回りは、リヤはリジッドアクスルなので基本的に頑丈だったが、フロントはダートラ場などで気合を入れて練習すると、ストラットのスピンドルが両方曲がってしまったことがあった。

駆動系は、当時効きが弱いと定評があった純正の2ピニオン機械式LSDを装着していたのだが、ダートではブレーキングやフェイント等できっかけさえ作ってやれば、後は楽に姿勢を維持出来る車だったのを憶えている。

車重は軽かったので、走行中に突発的な外乱に見舞われても何とかなる車だった。練習場所の林道や河川敷は、轍やギャップ、浮き砂利等の宝庫だから、ちょっとしたことでも簡単に姿勢が変化してしまうし、コーナリング中なら外側に吹っ飛ばされてしまうこともある。しかしこの86は、急激にアンダーステアが発生した場合には、アクセルを離すなりポンピングブレーキを踏むなりし、またいきなりオーバーステアが発生した場合でも、カウンターを当てた後のお釣りの発生しない素早いハンドルの戻しさえ心がけていれば、何とか道の上には居られる車だった。

足回りやガード類等必要最低限のパーツを装着して、この車でダートトライアルに出るようになり、悪名高い「1986 5/1車両規制」が施行された翌年の1987年には年間で十数戦出たこともある。(5/1規制は周囲には不評だったが、「なるべく同じ土俵で戦う」という点では、金もかからなかったし良い面もあると思っていた。)

で、その1987年の話だが、その頃になると、マツダから発売されていた4WDターボのBFMRファミリアが続々と出場するようになって来ていた。当時は2駆と4駆の区分が無かったので、何の因果か同じクラス(確か1300ccを境にクラス分けされるという排気量区分だったのは憶えがあるが、1300cc以上のクラスの排気量の上限については何ccだったか記憶が定かでは無い…)で走らなければならなくなった。当時AE86同士でさえ中盤位の順位に埋もれていた自分の未熟さもあったが、ドライのコースでもファミリアに一周でかなりの差をつけられ引き離されてしまうような有様で、そこに雨など降ったりすればとても勝負になる状況ではなかった。



そんな具合で、競技では全く不利な車になってしまったが、砂利道を走ることに関してはAE86は本当に楽しい車であり、基本的には丈夫な車でもあったから、練習等の荒い乗り方をしても、上に書いた「スピンドル曲がり」を除けば走行不能に陥るような大きなトラブルは発生しなかった。

ただ一点だけ不満があったのは、パワーステアリングが付いていなかった(ラグジュアリー仕様のGT-APEXには設定があったが)ためハンドルがかなり重く、ダート走行に必須の素早いハンドルの切り戻しをするために、広めの林道でのロックtoロックや腕立てなどで筋力を鍛える必要に迫られたことくらいだろう。





競技車としてはBFMRファミリアに敵わなくなったAE86だったが、自分なりに速く走るために練習も重ねた思い出深い車で、愛着もあった。

それでも、ダートラでの86の時代が去ったことを実感した1987年のシーズンの終わり頃、石器人も遂に86を捨てて4WDターボに乗り換えることを決意するわけだが…。




(続く)



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2015年12月29日火曜日

RZ-580(GT-6001)遮光板改良 三度目の正直?


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  ※ 前々回→Mirareed GT-6001 安物フォグ 遮光板の製作


ただ熱くなるだけで、補助灯の役目をろくに果たさない遮光板入りのRZ-580をいじる気力がやっと湧いたので、光量アップのための小加工を施してみた。

ただ闇雲にいじってもろくな結果にならないことは前回の件で学んだので、今回はいじる前に、こんなハイグレードな図を描いてよく考えてみた。それにしても、マウスで円を描くのは難しい…。

ハイグレードな説明図…

図のリフレクターAとC部分からの反射光は、0度-180度の垂直線近辺を除き、進行方向左側に向かうから、対向車への影響はあまり考えなくてもいいのではないか。

また、BとD部分からの反射光については、リフレクターの形状から対向車方向に向かっていく筈だ。特に、Dの部分からの反射光は、リフレクターが上側に向かって湾曲していくので、上向きの光が対向車を直撃するのではないか?


ということで、再改良する遮光板については、B,D側の遮光壁は残し、対向車にあまり影響が無いと思われるA,C側の遮光壁をスッパリ取り去り、光量アップさせる方向で加工することにした。

使ったのは、両サイドの遮光壁の高さを4mmにした前回の遮光板で、これに下の写真のように手を加えた。

A、C側の遮光壁をカット
バルブに沿わすとこんな感じ。

A、C側の光源は丸出し状態

で、これをいつものようにRZ-580の筐体に滑り込ませ、下側の固定用切れ目に、バルブの座金共々挟み込み、上側をネジで固定して装着完了。

A、C側遮光壁がカットされている

点灯してみた。

グエ!眩しい…


うーむ、前回よりかなり眩しくなった…。
対向車にあまり影響が無いと思われる「A,C側」の遮光壁をカットしただけなのに何故だ?
路面も、前回の遮光板を入れた物よりは照らすようだが、しかし「補助灯でございます!」と胸を張って言える程の明るさでもない…。


これが配光の写真。
予想通り、遮光壁をカットしたら進行方向左側の「虫の羽」(前回参照)が広がってた…。

広がった「虫の羽」


A,C側遮光壁をカットして、前回より広がって発生した「虫の羽」反射光は、左側路肩部分を照らすので、その分、前回よりは明るくなったようだ。しかし、B,D側の遮光壁はそのままなので、進行方向右側の明るさは前回と変わらない。そのため、全体としては路面を明るく照らすレベルまでには達していない。





今回の結論。

「中途半端」だ…。

明るさも増してはいるが、「眩しさ」もそれ以上に増している。

A.C側からの反射光は、対向車側から見ての「眩しさ」にはあまり関係ないと思っていたのだが、今回の結果から考えると、どうやらそうでもなさそうだ。今の時点で点灯したまま走行すると、対向車には結構迷惑がかかるかもしれない。


これは、遮光板の形状を根本的に見直すべきなのかもしれない。

それにしても、もう一度RZ-580をいじる気力が湧いて来るのだろうか…。


  ※ 前々回→Mirareed GT-6001 安物フォグ 遮光板の製作


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2015年12月10日木曜日

ヘッドライト 片側生き残りバルブ使い切り


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石器人の車は石器時代の中古車なので、ヘッドライトにはハロゲンのH4バルブを使っている。

ホームセンターで、2個1000円前後のmada in chinaバルブを買ってきて使っているのだが、これが判で押したように1年経たずに切れる。

切れる時は片側だけなのだが、残った片方も「どうせ近々切れるんだべ」と思うから、新たに2個1セットの安バルブを買って、両方交換してしまう。

一年弱のサイクルで、片側が切れては両方交換の繰り返しなので、どうしても生き残った片側のバルブの在庫が増えて仕方がない。

これがそれだ。

片側生き残りH4バルブの在庫
処分した物もあるが、一年弱ごとに1個ずつ増えた結果がこのザマである。
夏用の白色ハロゲンバルブや、一時の気の迷いで使った青色バルブも混じっているが、多くはイエローバルブである。
数えてみたら10個もある。

ただでさえ、「火傷しそうになるポジションランプ」やら「ドーナツ配光の楕円フォグ」やら「ドーナツ配光の中華丸型フォグ」やら、ガラクタばっかり増えて、物置が大変な状況になりつつある。これ以上増えるのは流石にまずい。


最終的には捨ててしまってもいいとは思っているのだが、まだ点灯するものをむざむざ捨ててしまうのも、何やら勿体ない気もする。
エロジジーの観点からも、使い切ってしまう方が環境にも優しいし、良心も痛まないだろう。

ということで、既に冬に突入したことでもあるし、生き残りバルブの大半は3000ケルビン前後のイエローバルブなので、まずそれから使い切ることにした。



手始めに使うのはこれである。

中身は生き残りイエローバルブ
ケースは白色バルブ用のものを使っているが、中身は片側生き残りのイエローバルブで、銘柄もバラバラである。

一年弱使ったものなので、おそらく、あと一ケ月程度もてば御の字だろう。

先日入手したイエローカバーを被せたバルブを外して、両側のライトに装着してみた。
石器人の住んでいる地域は、まだ一面雪景色というわけではなく、路面は大部分がアスファルトがそのまま露出している状態なので、イエローカバー装着のバルブでは少々暗かったのだが、これで少しは明るくなるのでは、と期待している。

このまだら模様の雪の期間さえもってくれれば、後は一面雪景色となってしまう時期に突入するから、切れた後はまたイエローカバー装着のバルブに戻す予定だ。


2015年12月1日火曜日

ヘッドライト イエローH4バルブカバー


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北海道の田舎に住んでいるので、車がないと生活できないから石器時代の中古車に乗っている。

石器人の住んでいる地域では、一年の内11月下旬あたりから3月中頃までは運転中に吹雪かれる状況に遭遇する。

昼間に吹雪かれると、ヘッドライトは対向車へ自車の存在を知らせるのが主な用途になるが、夜間の吹雪はこれに照明としての役割が加わる。

この夜間の吹雪で問題になるのが、吹き荒れる雪片にライトの光が「乱反射」して、視界が極めて悪くなることだ。色温度が3300ケルビン程度の純正色のハロゲンバルブでも、ハイビームにしようものなら途端に目の前がチラチラチラチラして、とても前を確認できる状態にはならない。

ロービームにすると雪片への「乱反射」はだいぶマシになるのだが、今度はせっかくハイビームよりは見えやすくなった路面に、純正の白色ハロゲンでは「陰影」がつき難く、やっぱり走り難い。吹雪の時に大事なのがこの「陰影」で、これが路肩や轍、路面のザクザクのささくれ部分等に出来ると、雪が舞っている状態でもかなり走りやすくなる。要は道路の先がどうなっているのか視認しやすくなるのだ。

経験上、ヘッドライトのバルブをイエローにすると「乱反射」が軽減され、路面の「陰影」がくっきりして、かなり見やすくなる。こちらで「地吹雪」と呼ばれる、視界一面真っ白になってしまうような場合はまた別として、激しく雪が降り続いているような状態では、イエローバルブの存在は非常にありがたい。
(※ 平成18年1月1日以降製造車についての前照灯の保安基準変更については、下記の「補足」に記述)



現在、石器人の車のヘッドライト(ハロゲンH4バルブ)に装着可能で、自動車用品店やホームセンターなどで入手出来るイエローバルブというのは、こういうタイプになる。

現在手に入るイエローバルブ

もちろん、これでも悪くはない。吹雪のチラつきも軽減されるし、路面の陰影も純正色よりは強調される。

しかし、大昔にCIBIEなどの「イエローのガラスカバーが装着されたH4バルブ」を使っていたG3からすると、今ひとつ「黄色味」が足りないのだ。あのカバー付きバルブは無雪路面では暗かったが、積雪路面では抜群に走りやすかった。

そこで、昔ながらの真っ黄色のカバー付きH4バルブは無いのかと探し回ったのだが、HIDやLED全盛の今の時代、とっくに廃番になったらしくどこにも売っていない。
で、仕方なくヤフーオークションで探している内にこんなものを見付けたので、早速衝動買いしてしまった。

H4バルブに被せるイエローカバー

市販のH4バルブに被せるだけで、昔ながらのイエローバルブになるという物で、値段は2個で2000円だった。

早速手持ちの純正色H4バルブに装着してみた。

装着
バルブの根元にある円盤状の縁の部分に引っ掛けて装着するのだが…。

うーん、付くには付くのだが、すぐ外れそうな感じがする。

事実、この状態から少し力を入れて引っ張ると、簡単に取れてしまう。これでは走行中に激しい振動で外れて、ライトの中に落ちてしまうかもしれない。

で、よく観察してみると

引っ掛かる部分が厚過ぎる
イエローカバーの4本の爪が引っ掛かる所、バルブ根元の円盤状の部分が厚過ぎて、引っ掛かり方が弱かったらしい。

そこで、写真の赤丸部分(爪が引っ掛かる部分)をニッパー(ラジオペンチでは力が入り難い)などで潰して薄くしてやるとガッチリ固定されて、ちょっとやそっとでは外れなくなった。


外れる心配が無くなったところで、石器時代のダイハツネイキッドに装着してみた。

ヘッドライトに取り付け

こちらが点灯写真。

ロービーム
ハイビーム

現在市販されているH4タイプのイエローバルブに比べると、明らかに黄色味が強い。というより真っ黄色だ。なので、「乱反射」は非常に抑えられ、路面の「陰影」も純正ハロゲンに比べるとかなりくっきり浮き出る。
これで、吹雪の時でも非常に走りやすくなった。



勿論いいことばかりではない。イエローバルブの最大の欠点は、無雪路面では暗くなってしまうことだろう。特に黄色味が増すほど暗く感じられるようで、このカバー装着のタイプに限って言えば、雨で濡れたアスファルト路面などはかなり見難くなる。そのため、石器人は冬季間限定で使用することにしている。
(現在自動車用品店で入手できるH4イエローバルブは3000ケルビン前後と、純正ハロゲンバルブとそんなに変わらない色温度なので、無雪路面でもそれ程暗く感じることはない。但し、吹雪の時の「乱反射」「陰影」については、色の濃いイエローカバー装着バルブより劣る。)



※ 補足

保安基準の変更で、「平成18年1月1日以降製造の車」前照灯については、白色バルブ以外は使用不可になった(補助灯は淡黄色OK)。
恐らく吹雪の中を走ったことの無い政治家や役人が決めたのだろうが、寒冷地に住み車を運転する者にとっては「余計なお世話」なのである。

それはさて置き、石器人のネイキッドは「平成18年1月1日」よりもだいぶ前の車なので、イエローバルブを入れても問題は無い。


2015年11月11日水曜日

PIAA 610P フォグランプ


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配光の良くない中華フォグに悩まされながら、対向車に迷惑にならないフォグランプはないものかと探している内に、ふと思い出したことがある。

石器人が昔、日産のパルサーGTi-Rという車に乗っていた頃に、今と同じようにフォグランプを付けようと探し回っていた。

候補としては、CIBIEのMIMI H4 OSCARみたいなコンパクトな物から、A.P.Rally製品のような大径ランプまで範囲を広げて検討していたのだが、ある時PIAAの610iといういうイエローバルブのフォグランプをたまたま見付けて衝動買いしてしまったのだ。

この610iというランプ、非常にフラットな光を発するフォグランプで、角度さえ適切なら上向きの光漏れも無く、非常に明るかったのを覚えている。
サイズも、パルサーのバンパー下に吊り下げるのに丁度いい大きさで、バンパーの中骨(鉄製フレーム)にドリルで取り付け用の穴を1ケ所ずつを開ければ、まるで誂えた様にピタリと納まった。



で、今も610iは売っているのか?と思いネットで調べてみたのだが、どうやらとっくの昔に廃番になっていたようで、中古で探すしか入手方法は無いらしい。

ま~たネット巡りして探さなきゃならんのか、と思っていたところ「アップガレージ」であっさり見つかったので、また衝動買いしてしまった。

但し、610iではなく、薄いブルーレンズの610Pという奴である。

PIAA 610P
ちゃんと遮光用の傘が付いているし、マルチリフレクタータイプの鏡面になっているのは、610iと同じである。値段は14800円だった。
レンズ径は100mm、奥行きはおよそ90mm強である。



取り付け金具は付属しており、車に取り付けることはできるのだが、ここで問題が発生した(前にもこんなことがあった様な気が…)。

RX-7(FD3S)用純正フォグの時と同じで、フォグ本体が重過ぎて石器車のフロントグリルがもたないのだ(またか…)。

FD3S用フォグも重かったが、610Pは多分それより重いかも。
取り付け方法は、パルサーの時の様な吊り下げ方式ではなく、垂直の樹脂製グリルにボルトで固定する方式なので、無理に付けたまま走ると、間違いなくフォグがグラグラと動いてしまうだろう。


でもまあ折角だから確認のため、一応仮止めして点灯してみた。

運転席から見ると、横方向にフラットに広がる素晴らしい配光である。
但し、照射角度を誤って、少しでも上に向けると非常に眩しくなるのも610iと変わっていない。

610iの時も、照射角度の設定は結構シビアだった。
どうやらこのランプは、「眩しくない領域」から「非常に眩しい領域」に、スイッチのON/OFFの様にいきなり変わってしまい、その中間の領域が無いようなのだ。


これは、車から外した610Pを点灯させた写真である。

PIAA 610P点灯
上下部分を遮光して、両サイドは開けてある遮光傘が見える。

で、これが配光の写真である。

PIAA 610P配光
上方への光がきれいにカットされたフラットな配光である。
この長方形が目に入って来る角度になると、一気に眩しくなるのだが、適切な照射角度を保てば、対向車の迷惑になることも無い非常に見やすい配光である。



話が前後したが、そんなわけで石器車に取り付けるには、フロントグリルの内側をL型鉄骨でガッチリ補強しないと無理だろう、ということで、今回の610Pも取り付けを諦め、またもや物置に直行したのだった(何度目だ?)。

で、結局、この時も未だ石器車には「丸型イエロー中華フォグ」を付けたままだったのである。いつまで続くんだろうか。




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安物フォグ遮光板再挑戦 RZ-580(GT-6001)


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        ※ 次回→ RZ-580(GT-6001)遮光板改良 三度目の正直?

ドーナツ配光の中華安物フォグに悩まされて新しいフォグを探し続ける傍ら、自作の遮光板を組み込んで失敗したGT-6001を、なんとか工夫してまともな配光にできないものかと悩んでいた。

だが、ものすごく熱くなるポジションランプとして一年間使用したGT-6001は、無残な変貌を遂げていた…。

おい、メッキが剥がれてるぞ…
あまりの高熱故か、リフレクターのメッキが剥がれてきたのである。

こりゃもう駄目だ、ということで、Remixという会社から出ているほぼ同じ製品、RZ-580を購入して、改めて何とかできないものか考えてみることにした。

Remix RZ-580
前回失敗した理由は、自分なりに考えて続けてはいた。
迷惑な光漏れを恐れるあまり、遮光する範囲を大きくし過ぎたのがまずかったのではないか?

これが前回作った遮光板である。

失敗作の遮光板
どうも、両サイドの遮光板の高さが不必要に高かったようだ。

失敗作の横壁の高さ
この両サイドの遮光壁を少しカットすれば明るくなるかも、ということで、改めてこんな物を作った。

両サイドの遮光壁を低くした改良型
サイドの寸法だけ変えた、改良型遮光板である。
1mm厚の鉄板を切ったり曲げたりするので、前回と同様かなり苦戦した。

横から見るとこうだ。

壁高さを4mmまで下げた
ということで、この両サイドの遮光壁高を8mmから4mmに下げた改良遮光板をRZ-580に装着することに。

光源はかなりまる出し状態
前回と同じく、バルブに重ねたまま本体に滑り込ませ、ドライバーで少しこじって広げた下側の固定用の切れ目に、バルブの座金共々挟み込んで、最後に上側のネジを締めて固定すれば完了。

前から遮光板の状況を確認する。

改良遮光板が見えるかな?
点灯するとこんな感じ。

光源の露出は増えたけど…
うーん…、大して変わらん様な…。

ただ、車に取り付けて対向車側から見ると、明らかに「前回の物」より眩しい。
まあ、光源の露出部分が前回よりかなり増えているので、これは当然か。
それなのに、路面をほとんど照らさないのは以前と同じ…。何だ、コレ?

で、これが恒例の壁配光の写真。
おや?これは?

左右に妙な光が…

何やら左右に、虫の羽みたいな得体の知れない光が出ている。

ほほう、両サイドの遮光壁をカットすると、こういう光の出方になるわけだ。
ということは、もっとカットしたら、羽の部分も更に上に広がっていく、ということなんだろうか?
前回より眩しくなったのは恐らくこの光の所為だろうから、これ以上カットするともっと眩しくなって、使い物にならなくなるかも…。

それはともかく今回は、変な光が増えて眩しくなったにもかかわらず、相変わらず路面をはっきり照らすほどの光量は無いという、まことに情けない結果に終わったのである。
ま~た役に立たない物を作ってしまった…。


ということで、ほとんど何の進歩も無かったので、自作遮光板を入れたRZ-580は「火傷しそうなポジションランプ」の地位から抜け出せないままである。



追記

これをやった時、改めて1mm厚の鉄板の切り曲げをやってみて本当に嫌気がさしたので、ついでに薄いブリキ板(缶詰の蓋)で予備の遮光板も製作しておいた。

缶詰の蓋で作った予備遮光板
これは切るのも曲げるのも非常に楽だったのだが、薄過ぎて、あの点灯時の高熱に耐えられるかどうか、一抹の不安は残る。

折角作ったのだから活用せねばなるまいが、あの虫の羽みたいな変ちくりんな配光を見てしまうと、これ以上RZ-580を改良する気が起きるかどうか…。





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2015年10月20日火曜日

PIAA 004X スポットランプ


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ここまでフォグランプの事を書いてきたが、取り上げるのはハロゲンバルブ仕様の物ばかりで、HIDのフォグについての話は一切出て来ない。

理由は簡単で、HIDが嫌いだからだ。
嫌いだから買うつもりもない。
その理由を箇条書きにしてみると、こんな感じになる。


1.ヘッドライトにHIDを装着していると思われる対向車が来た場合、十中八九、Loビームでも眩しい。Hiビームのままだと思ってパッシングしてやると、更に強烈な目潰し光線が返って来る。

2.HIDフォグの装着車は、ヘッドライトのHIビームと同じ位眩しいランプがバンパーの両脇でギラギラ光って、とにかく迷惑だ。

3.ハロゲンバルブみたいに、バルブをポン付けしただけでは光らない。というか、ポン付け自体も出来ない。そして、わけのわからない「バラスト」なるものの設置場所も確保しなければならない。

4.バルブが切れた場合、交換用バルブの単価が高い。ハロゲンに比べれば、切れる頻度は少ないようだが、それでもバルブ単体の価格を見るたびに、目の玉が飛び出るようだ。


とまあ、こんなところが嫌いな原因である。

1と2については、「眩しいのは安物中華製だからで、車メーカー純正や、国内ランプメーカーのまともなHIDは違う」という意見もあると思うが、自分もそれはそうだと思う。

但し、問題はその「まともなHID」の装着率だと思う。

実際、今まで走っていて、あの青白い光のランプ(ヘッドライトも含めて)で、眩しくない車に遭遇した記憶が少ない。


遠からずHIDはLEDランプに取って代わられる運命らしいが、それでも、それまでの間はあの眩しいライトに迷惑を蒙り続けるのだろう。

そのLEDにしても、石器人としては「バルブを冷却ファンで冷やさなけりゃならんとは、一体どういうことだね?」と思ってしまうが…。



個人的な考えだが、例えLEDランプが主流になる時代が来たとしても、コスト面で優れ、交換も簡単なハロゲンバルブは「カセットテープ」の様に、しばらくは残り続ける存在になる思う。





ということで、ハロゲンのフォグランプの話である。

折角、まともな配光のFD3S RX-7用純正フォグを手に入れたと思ったのに、フォグ本体が重過ぎて装着出来なかったわけだが、現状装着したままのドーナツ配光ランプに満足できる筈も無く、新たな品を探していた。

で、前回と同じく「アップガレージ」でまた見つけた。



これである。

PIAA 004X
PIAA製004Xランプ。
55WハロゲンH3バルブ仕様で、配光はスポットタイプらしい。本体は非常に軽い。

直径は50mm程で、奥行きは60mmちよっと。値段は4000円だった。

遮光のシェードも付いておらず、点ければ対向車の迷惑になりそうなランプなのだが、これを買ったのは理由がある。


石器人は北海道に住んでいるのだが、冬に車で走っていて困るのが吹雪である。

視界が一面ミルク状になる「地吹雪」と呼ばれる状態になってしまうと、もちろん停まることを余儀なくされる。

が、そこまで行かずチラチラと前が見えたり見えなかったりする状態では、その程度で停まっていたら日が暮れてしまうので、止む無くソロソロと走るわけだ。

で、その際重要になるのが、対向車に自分の位置を知らせることである。

吹雪の中の走行では、昼間でも皆ヘッドライトを点けるのだが、前記の「前が見えたり見えなかったりする状態」になった場合、対向車がLoビームを点けた程度では、直前まで接近しないと、互いの存在を識別できない場合がある。

そういう場合は、石器人はHiビームを多用することにしている。
日中の雪原の中でなら Hiビームにしてもほとんど眩しくないし、何より相手の存在が直前までわからずに正面衝突してしまうリスクを考えれば、非常用の手段としては妥当だと思っている。

昼間の吹雪はそのHiビーム多用でいいのだが、問題は夜間に吹雪いた時だ。

吹雪の非常時とはいえ夜間でのHiビーム使用は、やっぱり対向車にとっては眩しかろう。
眩しいとは思うが、視界不良で正面衝突するよりはマシなので、お互いの幸せの為に「ハイハイ、ゴメンなさいねー」と思いながらも、「緊急時」だからと割り切って使っている。

それはそれで仕方ないとして、夜間に吹雪かれた時にもっと大きな問題となるのは、Hiビームの上向きの光が吹雪で乱舞する雪片に乱反射して、極端に視界が悪くなることだ。


で、そういう状況に適した灯火類があれば便利なのだが、と冬になるたびに思い続けていたわけだ。
そんな中、その昔ダートラをやっていた当時、ラリーに出ていた先達から「吹雪の時はイエローのピンスポットランプが乱反射も少なくて見やすい」と聞いたことがあるのを、ふと思い出したのである。

スポットランプなど、「後付けタイプの補助灯」が絶滅しつつある現在、中々見つけられないだろうと思っていたのだが、あっさり見つかった。
それがこの、PIAAの004Xであった。




点灯してみた。

PIAA 004X点灯中
見た通り、遮光のシェードも何もない。
対向車への配慮はされていないと思われる。

しかし、それでいいのだ。
「厳冬期の夜間の吹雪」という非常時限定で使うものだから。

現物は薄いブルーのH3バルブが装着されているが、イエローバルブに交換すれば、冬も見やすいだろう。




で、配光の写真。

見事なスポット配光
おお!
スポットだ!

見事なまでのスポット配光だ。

外側にも僅かに光は散ってはいるようだが、この程度なら乱反射に苦しむことは無さそうだ。




これはいい物を手に入れた。
イエローバルブに入れ替えて、冬に試してみるのが楽しみだ。

夜間は相手にとっては眩しいだろうから、スイッチはなるべく押しやすい場所、ハザードランプの隣辺りに移設する方がいいかも知れない。

いずれにしても、吹雪等の緊急時限定で使用するつもりである。

ということで、これもまたその時が来るまでは、当分物置にしまって置くことになり、石器車は相変わらず丸型イエロー中華フォグを付けたまま、走り回っていたのである。


2015年10月19日月曜日

RF1 RF2 ステップワゴン純正フォグ


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RX-7(FD3S)用純正フォグを入手したのとほぼ同じ時期に、同じRAYBRIGのイエローレンズのフォグも、ヤフオクで手に入れた。

ホンダステップワゴン(RF1、RF2)用純正フォグである。

ステップワゴン純正イエローフォグ
フォグ本体はFD3S RX-7用純正フォグと同じ物で、背面の取り付けステーがステップワゴン用になっている。

FD3S用が白色レンズだった為、冬用にイエローレンズのこのフォグも買って置くことにしたのだ。



点灯した写真はこれ。

ステップワゴン用純正フォグ点灯
FD3S用と同じで、実に目に優しい。

イエローだから尚更穏やかな配光に感じられる。

内部にシェード付きで、レンズカットで配光する点もFD3S用と全く同じ。




配光写真はこれ。

これもオバQ
FD3Sと同じオバQのクチビル配光である。

イエロー中華フォグより、少しレンズの色が濃いようだ。

上方向への光漏れも抑えられているようで、これなら吹雪の中でも走りやすそうだ。







で、このフォグも石器車に取り付ける気満々だったのだが、FD3S用純正フォグが重過ぎて取り付けられなかったのと同じ理由で、あっという間に物置に直行した。


ということで、この時も未だ石器車には、丸型イエロー中華フォグが付いたままだった…。




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FD3S RX-7用純正フォグ


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安物中華フォグによる、度重なるドーナツ配光のループ地獄から脱出するため、少しでもマシなフォグを探していたのだが、「アップガレージ」で良さそうな物を見つけた。

マツダRX-7(FD3S)用純正フォグである。

FD3S RX-7 純正フォグ ステー付き
値段は4000円だった。

直径は約100mm、本体の厚みは約80mm程(ステー含まず)で、55WハロゲンH3バルブ仕様である。

レンズの刻印にはRAYBRIGと謳ってある。
RAYBRIGといえばスタンレーの製品のブランド名ではないか。

中華フォグと違い、こういう名の知れたメーカーの製品なら安心だろう。

点灯してみた。

眩しくない
さすが純正フォグ、眩しくない。

今までの中華フォグの無法配光ぶりから考えると、おとなし過ぎる位だ。

内部に設置してあるシェードで上向きの光漏れを抑え、レンズカットで光を均一に散らす構造のようだ。




壁当ての配光写真がこれだ。

FD3S純正フォグ 配光
オバQの唇みたいな配光だ。

上向きの迷惑光線はきっちり抑えられている。

手前を照らす部分も、ドーナツ配光みたいなムラは無さそうだ。

これなら十分使えそうである。




で、実際に石器車に取り付ける段になって、困ったことが起きた。
というか、物が届いた時からある程度は予想していたことなのだが…。

石器車への取り付け方法なのだが、色々なステーを、曲げたり伸ばしたり穴をあけたりして流用し、それをボルトでフロントグリルに固定してきた。
今までの中華フォグは非常に軽かったので、その方法でもブレることもなく、きちんて固定出来ていた。

そこで、このフォグも背面についているステーを活用して、ボルトでグリルに仮付けしてみると、付くには付くのだが、フォグ本体が重過ぎて、フロントグリル自体がもちそうにないのだ。また、仮に無理して付けたまま走っても、恐らくフォグが上下に踊り出すだろう。

フォグ本体の重さは、正確に測ったわけでは無いが、丸型中華フォグの3倍位はあると思われる。

これをきちんとブレないように固定するには、グリルの内側にL型のステーを梁のように渡して補強し、固定用ベースを作らなければならないのだが、そこまでする気力が湧いて来ない。

ということで、FD3S用純正フォグは当面物置の肥やしとなり、不本意ながらドーナツ配光の中華フォグを付けたまま走り回ることになるのである。





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2015年10月15日木曜日

丸型イエロー安物中華フォグ100φ




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石器時代のボロ車に、楕円の中華フォグを取り付けてしばらく乗っていたのだが、真ん中が暗いドーナツ状の配光にいよいよ我慢ならなくなってきた。

それで、色々と次を探していたわけだが、今度はヤフオクで見つけた。

これである。

丸型イエロー中華?フォグ
55WのハロゲンH3バルブ、イエローレンズで直径は100mm程。
遮光傘付きで、価格は2980円。

製品名の表記は無いが、コーキング部分の雑さ加減は恐らくMade in Chinaだろう。

この時点で嫌な予感はした。




しかし、例の「楕円イエロー中華フォグ」とは形が全く違うし大丈夫だろうと…。



点灯するとこんな感じになる。

点灯中
写真では眩しくないように見えるがとんでもない。ヘッドライトのロービームと同じ程度の角度にすると、ハイビームと同じくらい眩しい。(何か、前にも同じことを書いたような記憶が…。)

よく見れば、遮光傘の形状は例の楕円のアレと瓜二つ。リフレクターの下側と横から来る上向き反射光が漏れまくりなのだ。


おい、コレはアレじゃないか?ひょっとして、前回の「楕円イエロー中華フォグ」と同じメーカーじゃないのか??



その真偽はさておくとして、また壁に向かって配光テストをしてみた。

それが下の写真なのだが、SMクラブの女王様がかけるアイマスクみたいな配光である。


壁に当てて配光の確認
この壁当ての写真では、一見、上向きの光がカットされているように見える。

しかし、実際に車に取り付けて、対向車の位置に立ってフォグを見ると、何度も言うけど非常に眩しい。

で、仕方なく、眩しくなくなる状態まで角度を下向きにするわけだ(これも前に書いたわ…)。



そして、この眩しくない角度まで下向きにした状態で、実際に運転席に座って照射された路面を見ると…。

やっぱりドーナツだ!ドーナツ配光だヨオオ!
真ん中が暗い…。

上の壁当て配光の写真を見ただけでは、何故こういう状況になってしまうのか、石器人だからさっぱりわからない(これも前に書いたな…)。

それでも、石器人なりに推測した結果がこれだ。

ドーナツ配光の原因?
上は、壁に当てた配光の写真だが、水色で囲んだ部分が遮光傘の影で、赤で囲んだ所が実際に路面を照らす部分、その外側が路肩部分になる。

で、実際に路面を照射すると、赤の部分と、手前の遮光傘の影が前後に引き伸ばされて、結果的に楕円状のドーナツ配光に見える、ということらしい。


写真でわかるとおり、路肩部分は光量もあるのでまあまあ照らしてくれるが、真ん中は楕円フォグと同じで暗い…。

また、前回の楕円イエロー中華フォグ以上に、上向きの光漏れが激しい。
その所為で、吹雪の時にコレを点灯するとかなり酷いことになる。上方に漏れまくりの光が雪片にチラチラ乱反射して、本当に前が見難くなるのだ。乱反射に強い筈のイエロー光なのにこのザマということは、相当な光漏れを起こしていると考えられる。結局、吹雪の時はこの丸型中華フォグは点灯せず、イエローバルブのヘッドライトのみで走っていた…。




それとこのフォグランプ、正面から見た場合、時計でいえば2時~4時当たりの横から来る光が眩しく感じられる。

これは、リフレクター自体が前の楕円フォグより大きいことと、下からと横からの反射光をほとんど遮光していない、傘自体の形状の問題でもあるようだ。

もうひとつ、眩しさの原因として考えられるのは、リフレクターの形状だ。
単純なお椀の形状をしており、マルチリフレクターのような形状による配光の工夫が全くされていない。
その為にこんな、実用的な照射距離(ロービーム程度)にすると眩しくて、下向きにすれば真ん中が暗いという、妙な配光になるのかもしれない。



ということで、再度のドーナツ配光に嫌気がさし、「二度あることは三度ある」の諺に怯えながらも、またもや新たな安物フォグ探しが始まるのだ。







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