2016年9月15日木曜日

安物中華フォグ再び!(あの丸くて黄色い奴)


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石器人はCheapな物が好きだ。勿論、フォグランプなどの安全に直結するような物の場合は、いい物を使うに越したことはないのだが、それでも石器人自身、根がCheapな人間なので、ブランド品などにはあんまり関心が無い。

実用上、問題無く使えりゃそれでいいべさ、という考えで色々な物を使っているわけだが、沢山の安物を使っていると、中には性能的にとてもじゃないけど使えんなコレ、という物も出て来る。以前このブログに書いた「丸型イエロー安物中華フォグ100φ」というフォグランプも、そんな「使えない物」の一つだった。

対向車側から見て「眩しい」というだけでなく、真ん中が暗い「ドーナツ配光」で、肝心の目の前を照らしてくれないランプだったからだ。その為「いくら何でもコレは使えないわ」と見切りをつけ、次のランプ探しを始めたことは以前書いた。

その後、様々な変遷を経て現在装着している「マレーシア製BOSCH OMPACT 100 コピー品?」というフォグに辿り着き、現在に至っている(尚、冬の間だけは黄レンズの「BOSCH COMPACT100 イエローフォグランプ」を使うことにしている)。


現在石器人が使っているこれらのBOSCHランプであるが、補助灯としての機能は上等で、全く問題が無い。問題は無いのだが、時たま発作の様に襲ってくる「安物を買いたい、使いたい!という渇望感を、これらのランプでは満たしてはくれず、見切りをつけて物置に放り込んだ中華フォグに、何故か妙な懐かしさを感じてしまうのだ。手っ取り早く言えば「安物マニア」の血が騒ぐ、とでもいうか…。



ということで、主たる目的は端的に言えば「気分転換」なのだが、現在装着中で性能面では満足している「マレーシア製BOSCH OMPACT 100 コピー品?」或いは「BOSCH COMPACT100 イエローフォグランプ」と、ドーナツ配光で使えないからと切り捨てた「丸型イエロー安物中華フォグ」とではどれだけの違いがあるのか?本当に使えないフォグだったのか?という検証も兼ねて、再びあの懐かしい中華フォグを装着してみようと思い立った。



早速BOSCHのランプを取り外し、丸型中華フォグを再装着してみよう。

これが今まで付けていた「マレーシア製BOSCH OMPACT 100 コピー品?」

配光は良好
上下の光がカットされ、フラットで明るい配光のフォグである。



で、これが今回再び取り付けたドーナツ配光の丸型中華フォグだ。

丸型のイエロー中華フォグ
遮光のシェードの作りが、BOSCHに比べて雑なのがわかるだろうか…。



下が石器時代のネイキッドに装着した写真。

また付けたぞ
こうやって見る限り、いかにも使えそうなランプという雰囲気を醸し出しているのだが、実は全くそうではない…。



取り付け部はこんな感じ。本体はBOSCHランプに負けないくらい軽い。但しコーキングは雑でレンズの内側に雨漏りしてくるのだが…。

コーキングが本当に雑だ…
取り付け金具は元々はコレ用だったので、寸法もピッタリ。



点灯してみた。

ヘッドライトのロービームと同時点灯

しかし昼間に点けても、いいのか悪いのかさっぱりわからんな…。





ということで、夜間の配光を確認してみることにした。


まずは光軸の調整から。
下の写真はピンボケだが、壁に当てたヘッドライトロービームの光軸。

ヘッドライトのロービーム壁当て


これが安物丸型中華フォグの壁当て配光。取り敢えずヘッドライトのロービームの光軸と同じあたりに調整した写真。

丸型中華フォグの壁当て配光
で、この状態で対向車側から視認してみると、わかってはいたけどやっぱり眩しい。この後、対向車側から見て眩しくない角度になるまで、下向きに調整した。


だいたいこんな感じの角度になる。

対向車が眩しくない角度に調整

写真ではわかりにくいかもしれないが、かなりお辞儀した角度になった。




さて、次はいよいよ夜間の路面への配光状況である。


まずはヘッドライトのロービームのみの写真。

ヘッドライトロービームのみ
ロービームだけだと、まあこんな感じになる。



次に、ロービームを消して丸型中華フォグだけを点灯してみると…。

出た!ドーナツ配光!

おおっ、待ってました!コレだ、コレだよ!コレがあの懐かしい「ドーナツ配光」なんだよ!正確には「偏心ドーナツ配光」とでもいうべきか…。



もう少し詳しく、写真を使って説明してみよう。

コレがドーナツ配光だ!

↑上の写真の外側の楕円(ドーナツの本体)部分には、ある程度光が届いているので、それなりに明るい…、とまでは言いたくはないのだが、それでも自作の遮光板を入れた「Mirareed GT-6001 安物フォグ」よりはだいぶマシである。

しかし問題はその内側にある、ドーナツの穴に相当する暗い部分である。道路を走る上で一番確認しなければならない「真ん前」がポッカリと暗いのだ…。

ロービームを消してフォグだけにすると、とてもじゃないけどおっかなくて走れない。おまけにこんな配光のくせに、冬の吹雪の時には一丁前に盛大な上向きの光漏れを起こし、雪への乱反射が酷くなるから、積雪期でもやっぱり使えないのだ、


気を取り直して、今度はヘッドライトのロービームもフォグと同時に点灯してみた。

ヘッドロービーム+丸型中華フォグ
ロービームの照射により「ドーナツの穴」部分は消えている。写真ではわかりにくいが、ロービームのみの時と比べて、心持ち手前が明るくなっている。ただ、手前を照らす効果はBOSCH COMPACT100に比べると劣っている。




参考までに、ヘッドライトのハイビームと丸型中華フォグの同時点灯の写真。

ヘッドハイビーム+丸型中華フォグ
ハイビームを使うと、奥を照らす代わりに、手前の明るさは落ちるようだ。

以上、夜間の配光検証で思いつく限りのことはやってみた。





で、夜間の検証を終えて出した結論なのだが…。


「やっぱりドーナツ配光で使い物にならんわ、コレ」


コレを再装着することによって、上にも書いた「安物を使いたい!という渇望感は確かに満たされた。

しかし、これからは雨降りの日も多くなることでもあるし、役に立たんもんはとっとと取り外して、「BOSCH COMPACT100」をまた装着することにしよう。



(続く)  (前回)


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