2017年3月6日月曜日

イエローH4バルブカバー 夜間の吹雪時の検証 其の1


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石器人の住んでいる地域では、今年は雪がかなり少ない。

例年だと、除雪後に体力を使い果たしてしまう様なドカ雪が一冬に数回あるのだが、今冬の場合は3月に入った現在でも、そういう大雪は未だ一回も無い。

必然的に、吹雪に見舞われる回数も例年より少なくなっている訳だが、それでもそれなりに見通しが悪くなるような吹雪に遭遇することはある。


ということで、その数少ない吹雪の際のH4イエローカバー装着バルブ夜間の効果を検証してみた。





まずは今年1月初旬に遭遇した夜間の吹雪のケースである。

イエローカバー付きH4バルブLoビーム点灯。

イエローカバー付きH4バルブLoビーム点灯
雪の降り方は結構激しいのだが、風はそれ程強くなかったので、前方視界は確保できている状態だ。但し、それはこの写真を停車して撮っているからで、走り出せば雪片がこちらに向かって来る状況になるので、走行中はこの写真より視界は悪化する。本当は走行中の写真も撮りたい、というか何枚か撮ったのだが、全てピンボケで使い物にならなかった…。

それでもこの写真でもわかるように、イエローバルブの長所である「雪面の凹凸にくっきりとした陰影」が出来るので、ブルーバルブよりは遥かに走りやすい。また、Loビームのみの場合は、「雪片への乱反射」も気にならないレベルだ。




次にイエローカバー付きH4バルブHiビーム点灯。

イエローカバー付きH4バルブHiビーム
停車時なのである程度前方が見えているが、一旦走り出すと雪片がフロントガラスに向かって来る状態になるので、走行時の視界はこの写真よりかなり悪化する。

この写真でもわかるように、Hiビームの上方向の光が結構「乱反射」していて、Loビームの時よりかなり見難い。上に書いたとおり、走り出すとより一層視界が悪化するので、いくら「イエローバルブ」でもHiビームは使えないのだ。





それとは別の日の、軽い「地吹雪」のケース。尚、ここで言う「地吹雪」とは、降雪によるものではなく、強い風が雪原に積もった雪の表層の「細かい雪の粉」を伴って道路を吹き抜け、視界を妨げる状況のことである。

イエローカバー付きH4バルブLoビーム点灯。

イエローカバー付きH4バルブLoビーム点灯
一見ピンボケの様に見えるが、実はそうではない。「吹き抜けて行く細かい雪の粉」越しに撮影するので、どうしてもこういう写真になってしまうのだ。

それでもイエローバルブの効果で、路肩や路面に「陰影」がある程度出るので、ブルーバルブよりは格段に走りやすい。


これも同じくイエローカバー付きH4バルブLoビーム点灯。

イエローカバー付きH4バルブLoビーム点灯
繰り返すが「ピンボケ」ではない。こう見えるのは「細かい雪の粉」が原因である。それでも視界が悪いなりに、左右の路肩と前方の路面の凹凸に「陰影」が出来ているのがわかる。


次はイエローカバー付きH4バルブHiビーム点灯。


折角Loビームで出来た「陰影」を、Hiビームの上向きの光が「細かい雪の粉への乱反射」で消してしまっている。

先に書いたとおり今年は雪が少なく、路肩の雪の高さが低いので何とか前方の視界は確保できているのだが、これが例年通りの雪の量だと、車のルーフ部分辺りの高さまで路肩に雪が積み上がるので、そういうケースでこういう「地吹雪」状態になれば、前方はほぼ見えない状態になってしまう。



もう一枚イエローカバー付きH4バルブHiビーム点灯。


上の写真より少しだけ風が強い状態。



参考までに黄色く塗ったPIAA004Xも点灯してみたので、その写真も。


この写真では白っぽく見えるが、肉眼で見ると立派なレモンイエロー光である。Hiビームの写真と比べても、余計な光の広がりが無いスポット配光なので、「乱反射」が少ないのがわかる。


以上で1月初旬に行った夜間の「吹雪」及び「地吹雪」の際のイエローカバー付きH4バルブの検証は終わりである。





2月に入ってからも相変わらず雪は少なく、今年は夜間の吹雪の検証はこれで終わりかな、と思っていたのだが、2月18日になって「今冬一番か?」と思われる吹雪に遭遇し、何とか写真を撮影することに成功した。「降雪」「地吹雪」のコンビネーションによる最強版吹雪の条件下での撮影だった。

で、その時の検証の結果については、別途イエローH4バルブカバー 夜間の吹雪時の検証 其の2の方に纏めることにした。


(続く)  (前回)


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