2015年10月1日木曜日

安物楕円イエロー中華フォグ


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ただ熱くなるだけで何の役にも立たないフォグランプを付けたまま1年ほどが過ぎたが、さすがに我慢の限界を迎えた。

そこで、ネットで探したトラック用品の通販の店で、イエローレンズのフォグランプを買うことにした。(下の写真)

無名イエロー楕円フォグ
レンズはイエローで、バルブの先端だけ隠れる遮光傘が付いているが、よく見ると微妙に曲がっている…。
値段は2個setで2800円程だった。
製品名の表記は特に無かったが、Made in Chinaとは堂々と書いてある。

元々はトラック用で24VのH3バルブが入っていたので、12VのH3バルブに入れ替えた。
レンズとボディの隙間は一応コーキングはしてあるが、使っているうちに、後で片方に水が浸入してきた…。



点灯するとこんな感じ。

無名楕円フォグ点灯中
写真ではちゃんと迷惑な光漏れを抑えているように見えるが、対向車の位置から見るとそうではなかった。

車に装着して、ヘッドライトのロービームと同じ辺りを照らす角度に調整すると、眩しいのだ…。

ハイビーム程では無いが、それでもかなり眩しい。遮光傘の形状を見ると、先端部だけは覆われているが、H3バルブから下向きに出る光が全く遮光されていないと思われる。その為、恐らくリフレクターの下側に反射した上向きの光が、対向車に向かってかなり漏れているようなのだ。
前だけ遮光しても意味が無いことが、このことで良くわかった。



配光はこんな感じ。

無名楕円フォグの配光
この写真では一見、上向きの光がうまくカットされているように見えるが、前から見てみるとそうではない。眩しい。

それで、ランプの角度を、対向車の位置に立っても眩しくない程度にまで、下向きに直した。
かなりお辞儀した角度になった。




調整後に、今度は運転席側から照射された路面を見たら、また意外なことが判明した。

真ん中が暗くて、その周囲が明るい…。

どういう原理でそうなるのかは、石器人の頭では全くわからないのだが、何故か、対向車が眩しくない角度まで下げて路面を照らすと、そうなってしまうのだ。

上の写真からは全く想像できないが、言わば、ドーナツ状の配光というか。
単純に推測すると、真ん中の暗い部分は「遮光傘」の影の部分のようにも思えるのだが…。

まあそれでも路肩などは照らしてくれるので、適度にがっかりしながらも、しばらく使い続けた。
冬に突入してからは、吹雪の中でも点灯してみた。そこで確認できたのだが、やっぱり上向きの光は盛大に漏れている。
イエローレンズだから雪への乱反射には強い筈なのだが、それでも吹き荒れる雪に上向きに漏れた光がキラキラ乱反射しまくって、見難いことこの上ない。

吹雪の中ではヘッドランプ(イエローバルブ仕様)だけで走る方がましだった。





という訳で、春先になる頃にはすっかり嫌気がさして、また別の安物フォグ探しをする破目になるのだ。