2015年12月29日火曜日

RZ-580(GT-6001)遮光板改良 三度目の正直?


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  ※ 前々回→Mirareed GT-6001 安物フォグ 遮光板の製作


ただ熱くなるだけで、補助灯の役目をろくに果たさない遮光板入りのRZ-580をいじる気力がやっと湧いたので、光量アップのための小加工を施してみた。

ただ闇雲にいじってもろくな結果にならないことは前回の件で学んだので、今回はいじる前に、こんなハイグレードな図を描いてよく考えてみた。それにしても、マウスで円を描くのは難しい…。

ハイグレードな説明図…

図のリフレクターAとC部分からの反射光は、0度-180度の垂直線近辺を除き、進行方向左側に向かうから、対向車への影響はあまり考えなくてもいいのではないか。

また、BとD部分からの反射光については、リフレクターの形状から対向車方向に向かっていく筈だ。特に、Dの部分からの反射光は、リフレクターが上側に向かって湾曲していくので、上向きの光が対向車を直撃するのではないか?


ということで、再改良する遮光板については、B,D側の遮光壁は残し、対向車にあまり影響が無いと思われるA,C側の遮光壁をスッパリ取り去り、光量アップさせる方向で加工することにした。

使ったのは、両サイドの遮光壁の高さを4mmにした前回の遮光板で、これに下の写真のように手を加えた。

A、C側の遮光壁をカット
バルブに沿わすとこんな感じ。

A、C側の光源は丸出し状態

で、これをいつものようにRZ-580の筐体に滑り込ませ、下側の固定用切れ目に、バルブの座金共々挟み込み、上側をネジで固定して装着完了。

A、C側遮光壁がカットされている

点灯してみた。

グエ!眩しい…


うーむ、前回よりかなり眩しくなった…。
対向車にあまり影響が無いと思われる「A,C側」の遮光壁をカットしただけなのに何故だ?
路面も、前回の遮光板を入れた物よりは照らすようだが、しかし「補助灯でございます!」と胸を張って言える程の明るさでもない…。


これが配光の写真。
予想通り、遮光壁をカットしたら進行方向左側の「虫の羽」(前回参照)が広がってた…。

広がった「虫の羽」


A,C側遮光壁をカットして、前回より広がって発生した「虫の羽」反射光は、左側路肩部分を照らすので、その分、前回よりは明るくなったようだ。しかし、B,D側の遮光壁はそのままなので、進行方向右側の明るさは前回と変わらない。そのため、全体としては路面を明るく照らすレベルまでには達していない。





今回の結論。

「中途半端」だ…。

明るさも増してはいるが、「眩しさ」もそれ以上に増している。

A.C側からの反射光は、対向車側から見ての「眩しさ」にはあまり関係ないと思っていたのだが、今回の結果から考えると、どうやらそうでもなさそうだ。今の時点で点灯したまま走行すると、対向車には結構迷惑がかかるかもしれない。


これは、遮光板の形状を根本的に見直すべきなのかもしれない。

それにしても、もう一度RZ-580をいじる気力が湧いて来るのだろうか…。


  ※ 前々回→Mirareed GT-6001 安物フォグ 遮光板の製作


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