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石器人が今乗っているのはダイハツのネイキッドなのだが、この車に使っているエンジンオイルが、「カストロールGTX DC-TURBO 10W-30 SM/CF 」というオイルである。
カストロールGTX DC-TURBO |
以前、「L810Sダイハツオプティエアロダウンビークス4WD」に乗っていた頃には、クエーカーステートの10W-30 SL/CFという鉱物油を使っていて、かなり気に入っていたのだが、何年か前から、いつもオイル交換しているオートバックスでは何故か入手し難くなってきたので、現在はカストロールのこのオイルを使うようになった。
ビークスもネイキッドもEF-DETというターボエンジンを積んでいるので、当然オイルにとっては自然吸気エンジンよりは過酷な環境なのだが、クエーカーステートのオイルは交換直後に明らかにエンジン回転が滑らかに感じられ、且つその感覚もある程度の距離(1,000~1,500㎞位か)までは持続してくれた。
価格も安く、オートバックスブランドの最安の10W-30 SLの鉱物油よりも僅かに高い程度だったので有難かったのだが…。
で、現在その店頭に並ばなくなった「クエーカーステート」の代わりに使っているのが、この「カストロールGTX DC-TURBO」なのだが、こちらも交換直後の感触はクエーカーステートと似たような感じで、やはりある程度の距離までは回転の滑らかさは持続している気がする。
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ところで、話は遡って大昔に乗っていた車のオイルの話である。
競技をやっていたRA45セリカやAE86トレノに乗っていた頃は、日産純正の15
W-50 SFという、今の0W-20とかのサラサラオイルに比べると、まるで水飴みたいな粘度のオイルを使っていたのだが、その後コルディア4WDというターボ車に乗る様になってからは、懐かしのペンズオイルの10W-40という鉱物油を使うようになった。このオイルは、特にターボ指定という但し書きは無かったのだが、激しい練習走行などを繰り返しても問題が起きたことはなかった。
その後、BFMRファミリアやBG8Rファミリア、パルサーGTi-R、JT191ジェミニ4WDターボに乗るようになると、専らBPのバービス10W-40 という部分合成オイルばかり使うようになった。
このBPのバービス10W-40というオイル、粘度も適度にあったので、過激に走っても、エンジン回転の滑らかさがすぐに無くなってしまうこともなく、中々いいオイルだったと思う。確か、ミッションオイルに10W-40規格のオイルを指定していたJT191ジェミニのミッションにも、このBPバービスオイルを入れていた記憶があるが、いすゞ純正のミッションオイルに比べてもシフトフィーリングは遜色が無かったのを憶えている。
尚、JT191ジェミニの頃までは、大半がターボ車だったこともあって、オイル交換サイクルは3000km毎にするよう心がけていた。
昔、時々買って読んでいた「オートメカニック」という雑誌で、当時の最先端オイルをビーカーに入れてアルコールランプで加熱し、加熱前と比べてどれだけ劣化するのかをテストする企画があった。そのテストの、一度でもオイルを沸騰させてしまうと、粘度がガクッと落ちてしまうという結果を読んでからは、軸受け部分が高温になるターボ車については、特に交換サイクルには気を配る様になったからである。
その後、競技に出なくなってから乗っていたEP85やL710Vミラバン、L260Vミラバンなどには、オイルにさほどシビアにならなくても良いNAエンジンだったこともあって、オートバックスブランドのVantage スクープ10W-30 SLという鉱物油を入れていたのだが、これは良くも悪くも特徴のないオイルだった。劇的な交換時の滑らかさも無い代わりに、距離が伸びても急に回転フィーリングが悪化することも無い。但し、オートバックスで売られているオイルの中では一、二を争う安さのオイルだったので、懐には優しいオイルだった。
この辺りの車になってくると、オイル交換サイクルも5,000kmを目途に行うようになったのだが、20万km近く走ったL710Vミラバンでも問題は起きていない。
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で、再び今乗っているネイキッドのオイルに話を戻そう。
少し前に乗っていたL810Sダイハツオプティエアロダウンビークス4WDもそうなのだが、ターボエンジンということで、オートバックスの最安オイルを5,000km毎に交換するのは流石にまずいだろうと思ったので、先に書いたクエーカーステート、後にカストロールDC-TURBOを入れる様になり、オイルは3,333km毎、オイルエレメントは1万㎞毎を目途に交換するようにした。これだと、オドメーター1万km毎に一区切りとなるので、オイル管理はやりやすいのだ。
ところで、ビークスやネイキッドに搭載されているEF-DETエンジンのオイルのメーカー指定粘度は5W-30である。
クエーカーステートやカストロールDC-TURBOの粘度は10W-30なので、使い始めた当初は「これで大丈夫だべか?」という不安もあったのだが、真冬でも一切問題は起きていない。心配していた始動性の悪化も全くなく、外気温が氷点下10度近い日でも一発で始動する。オイルの低温側粘度に関しては、一旦油温が上がってしまいさえすれば0Wだろうが10Wだろうが大差無いと思っているので、この件については今は全く気にならなくなった。
流石に、0W-20指定の最新式エンジンに使うのには初期摩耗などの問題があるのだろうが、こういう融通の利く所が古いエンジンのいい所でもあると思っている。
(続く) (前回)
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