2017年1月22日日曜日

妄想シリーズ其の2!プロボックスをクロスロードにでっちあげる!?


[道案内]  [目 次]  [連絡先]  [ブログ]  [妄想車]


以前にもこのブログのどこかで書いた記憶があるのだが、嘗てホンダで生産されていたクロスロードというSUVのスタイルが好きである。

但し、クロスロードには石器人が乗り続けたいと思っているマニュアルトランスミッションの設定が無かったので購入を諦め、その代わりに、クロスロードにどことなく似ている?ダイハツのネイキッド4WDという車に乗っている。


ところで話は変わるが、トヨタにプロボックスという商用車がある。

この車、今でこそモデルチェンジされてしまって全車CVTのみになってしまったのだが、2013年10月まではマニュアルトランスミッションの車も存在していた。

で、このプロボックス(先代)という車なのだが、ある日駐車しているところをじっくり観察する機会があって、その時に「斜め前から見るとクロスロードに似ていなくもないということに気がついたのだ。




ということで、まずは両車を写真で比較してみよう。

これがホンダのクロスロード

ホンダのクロスロード 猫が写りたがって入ってきましたな…
今見てもいいスタイルだ。つくづくマニュアルミッションの設定が無かったのが惜しまれる。


こちらがトヨタのプロボックス(先代)。

トヨタの先代プロボックス
…まあ、あくまでも「似ていないこともない」というレベルの話なのだが、それでも何となく雰囲気が近いと思ってしまうのは錯覚だろうか…。



で、改めて写真で比べてみて思ったのだが、このプロボックス、Bピラーをボディと同色に塗装するだけでも、かなりクロスロード風に近づくのではないだろうか?

ということで、早速ペイントでBピラーを塗りたくってみよう。

これで精一杯です…

うーん…、どうやら気のせいだったようだ…。



それでは、寸法などで似ているところは無いのかと、カタログのデータで比較してみることにした。
(※ホンダのサイト及びGoo netより引用)

項目/車名 ホンダ クロスロード トヨタ プロボックス
グレード 1.8 18X 4WD 1.5 F 4WD
車両型式 DBA-RT2 DBA-NCP59G
駆動方式 4WD 4WD
変速機 5AT 5MT
長×幅×高 4,285×1,755×1,670mm 4,195×1,695×1,515mm
ホイールベース 2,700mm 2,550mm
トレッド(前/後) 1,515/1,505mm 1,450/1,455mm
最低地上高 185mm 150mm
車両重量 1,480kg 1,110kg
最小回転半径 5.3m 5.2m
タイヤ 215/65R16 165/80R13
エンジン型式 R18A 1NZ-FE
気筒 OHC直4 DOHC直4
吸気 NA NA
排気量 1,799cc 1,496cc
出力 140ps/6,300rpm 105ps/6,000rpm
トルク 17.7kgm/4,300rpm 14.1kgm/4,200rpm
燃料 無鉛レギュラー 無鉛レギュラー
燃費 13.4km/ℓ(10.15) 15.0km/ℓ(JC08)
ギヤ比1速 2.651 3.545
     2速 1.516 1.904
     3速 1.081 1.310
     4速 0.772 0.969
     5速 0.566 0.815
後退 2.000 3.250
最終減速比 前4.562後2.562 4.132



こうやってデータを比較してみると、似ている点は殆ど無いぞ…。

スペックで共通している所と言えば、せいぜい4WDであることくらいだろうか。プロボックスは流体カップリング(ロータリーブレードカップリング)を使ったフレックスタイム4WDという名前で、クロスロードはデュアルポンプ式のリアルタイム4WDという呼び名らしいが、通常はFF状態で、前後の回転差が生じた時に初めて後輪に駆動が伝わる、という点から、両方とも所謂「スタンバイ4WD」の範疇に入るのだろう。

それにしても、プロボックスの軽さには改めて驚いた。話は逸れるがこの車、一応DOHCの可変バルタイ機能付き16バルブエンジンを搭載しているし、センターカップリングを削り出しで作った部品に交換し直結状態にして、リヤデフも溶接ロックしてやれば、ダートでかなり面白い車になるかもしれない。



それはそれとして、写真で比較しても微妙、カタログデータにも似ている所が無いというのに、どうして「似ている」という感覚が湧き起こるのだろうか?

で、何度も写真を交互に眺めていたら、突然ピンと来るものがあった。



そう、このプロボックスという車、「潰れたクロスロード」なのだ!

駐車していたクロスロードの天井に、台風で飛ばされて来た物置が乗っかるなどして、少し潰れた状態になったスタイルが、まさにプロボックスだったのだ。





ということで、やっと似ている原因が判明してスッキリはしたのだが、クロスロードの代わりにプロボックスを使うという選択肢も、現行プロボックスにマニュアルミッションの設定が無くなった今、商用車の中古だと程度の良い4WD 5MT車を見つけるのは難しいので、なかなか厳しいと思う。それ以前に「潰れたクロスロード」では、買ったとしてもあんまり幸せにはなれない気もするし…。

それにしても、新型プロボックスからもマニュアルミッションの設定が無くなり、MT乗りには本当に生き難い世の中になったもんだ…。


(続く)  (前回)



[道案内]  [目 次]  [連絡先]  [ブログ]  [妄想車]