2016年1月22日金曜日

排ガス臭いパルサーGTi-R


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BG8Rセダンの車検が近づき、次の車を探していた時に、札幌の中古車屋でまたバルサーGTi-Rを見つけた。前の隙間風パルサーという苦い経験があった為、一度はスルーして別の車を探していたのだが、何故か気になって仕方が無い。隙間風パルサーは早々に手放してしまったから、どんな車だったのかよく覚えていなかったので、改めて2リットル4WDターボの実力を探るべく購入してみることにした。

事故歴は無く程度も良かったが、競技用のベースグレードではない普通の乗用グレードだったため、装備面や静粛性ではなかなか快適な車だった。ただ隙間風パルサーでもそうだったのだが、操作系全般が重い。BG8Rはハンドルもクラッチも軽かったが、このパルサーGTi-Rはハンドルもクラッチもかなり重かった。特にクラッチに関しては、強化クラッチでも入れているのか?と思った程である。

競技にも御無沙汰してすっかりナマクラになっていた石器人がまず最初にやったことは、この重いクラッチのレリーズシリンダーを、踏力軽減のために油圧シリンダー内径を拡大した「ビッグレリーズシリンダー」という物に交換することだった。これによってクラッチの重さはBG8Rと同程度になり、かなり乗りやすくなった。

またステアリングについても、元々が重い上に、径が35φ程度の物に交換すると更に重くなってしまったので、パワーステアリングが無かったAE86トレノ用に使っていた38φのナルディウッドステアリングを引っ張り出してきて付け替えた。


例によって林道に持ち出して走ってみると、中低速のトルクはBG8Rとそれ程変わらないが、上まで回すと確かに速い。SR20DETエンジンは7500回転まで回せるし、車重が1230kgsと、E38Aギャランなどに比べるとかなり軽かったので、加速は確かに良かった。フロントヘビーな車なので基本的にはアンダーステア傾向なのだが、リヤに純正のビスカスLSDが装着されていたため、きっかけを作ってやれば姿勢を変えるのは簡単だった。

その頃になると、一応クラブに籍は置いてあるものの競技に出ることもなくなり、殆ど普段使い+偶に林道走行という使い方をしていたので、ガード類などは装着しなかった。

タイヤは、標準で14インチだったので、スタッドレスを買うときはかなり安かったのを憶えている。

基本的には丈夫な車だったのだが、いつの頃からか暖機運転をしていると、室内が妙に排ガス臭くなってくることに気付いた。

「隙間風バルサー」の件もあるし、事故歴無しということで買ったけど実は事故車で、ボディがどこか歪んでいて隙間から排ガスが入って来るのか?とも思ったのだが、詳細にボディ各部を点検しても修復歴などは見当たらず、どうもそういうことではないらしい。

ただ、ボディを点検中にボンネットを開けてみると明らかに排ガス臭い。排気口はケツにあるのに、ボンネットの中が排ガス臭いというのは、もしかしたらエキパイ接続部からの排気漏れではないだろうか?

ということで、競技車両時代からお世話になっている整備工場に持ち込んでみたら、その見当は大きくは違っておらず、案の定排気漏れだった。但し、漏れた部位は予想とは違い、エキゾーストマニホールドからマフラーパイプに繫がる箇所がステンレスメッシュ?製になっており、そこから排気が漏れているということだった。どうやらこのエンジンの弱点のようなものらしく、部品交換してもらったら室内の排ガス臭は完全に無くなった。

基本的な問題が片付いたので、次にやることは補助灯の装着である。フォグランプ愛好者である石器人は、パルサーに装着できる補助灯を、車購入時から探していたのだが、ある時、自動車用品店でPIAAの610i(※姉妹品PIAA 610P参照)というフォグランプを見つけて衝動買いしてしまった。

これはPIAA 610Pの方

この610iというランプ、パルサーのパンパー下に吊り下げるのに丁度いい大きさで、バンパーの鉄製の中骨にドリルで取り付け穴を開ければ、簡単に装着できた。配光も、上部への光漏れはきれいに抑えられ、横にフラットに広がっているため非常に見やすい。但し、少しでも照射角度を間違えると、対向車にとってはかなり眩しくなってしまうので、慎重に角度を調整する必要はあった。バルブはイエローで、バンパー下から照らすため、吹雪の時は非常に走りやすかったのを憶えている。





ということで、格別の不満も無く乗っていたパルサーなのだが、購入から2年が経ち、車検の時期が近づいて来ると、また別の車に乗りたいという悪い虫が疼き出すのだった。



(続く)  (前回)



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