2016年12月23日金曜日

黄色く塗ったPIAA 004Xの拡散光対策 解決編


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黄色く塗ったPIAA 004Xのレンズ出っ張り部分からの拡散光を、マスキングテープを使って遮断しようという試みは、前回見事に失敗したので、何か別の方法で遮光する必要に迫られた。

このPIAA 004Xというランプ、小型の為か点灯し続けていると本体がかなり熱くなるので、ある程度耐熱性のある「耐熱アルミテープ」みたいな素材で遮光しないとマズイな、とは思っていたのだが、マスキングテープが手近にあったので、「これで遮光できれば、それに越したことはないべさ」という手抜き作戦が裏目に出てしまった、というのが前回までの顛末である。


これはやっぱり、当初考えていた「耐熱アルミテープ」を使うしかないべな、ということでホームセンターに行き、こんな物を買ってみた。

Scotchi耐熱アルミテープ
38mm幅のScotchi製耐熱アルミテープである。価格は税込みで1,026円。

最初は、カー用品売り場にあるホルツのマフラー用アルミテープを買うつもりだったのだが、ホルツはテープ長が1mしかなくても1,000円ちょっとするのに、Scotchiは4.5mもある(袋の右上に3Mと標記があるが実際は4.5mのようだ)ので、テープ類売り場に置いてあったこちらを買うことにしたのである。耐熱温度はホルツとほぼ同じ316℃なので、かなり熱くなるPIAA 004Xでも問題なく使えるだろう。



それでは早速貼ってみるかい。

テープは結構硬い
38mmも幅があるので、真ん中からハサミで切り分けて使うことにした。テープ自体は結構硬く、耐久性はかなりありそうだ。硬いものを無理やり貼り付けていくので、どうしても皺が出来てしまう…。


ホレ、こっちも。

こっちも皺が…
かなり強力に貼り付いたので、剥がす時(多分無いと思うけど)が心配だ。



どれ、点灯してみるべ。

拡散部分の遮光は完璧
真横から見てもバッチリだ
よしよし、当たり前だけど光は漏れていないな。





それでは夜間の配光検証もやってみよう。今夜もうまい具合に軽く吹雪いてきたようだ。

最初に、比較の為ヘッドライトLoビームのみ点灯。尚、ヘッドライトのバルブはイエローカバーH4バルブに変更してある。

かなり黄色みが強い
半年以上ぶりに装着するけど、やっぱり黄色味が強くて吹雪の時は見やすいぞ。




まずは参考までに、こちらが拡散光対策をしていないPIAA 004Xのみの点灯写真Ⓐ

拡散光対策をしていない状態の写真Ⓐ 手前で結構乱反射してますな…
未対策のままだと、手前側が拡散光でかなり乱反射しているのがわかる。



で、これが耐熱アルミテープによる拡散光対策後のPIAA 004Xのみ点灯の写真Ⓑ

拡散光対策した後の写真Ⓑ 手前の乱反射はかなり抑えられている

何も遮光していない状況の写真Ⓐ(※「黄色く塗ったPIAA 004Xを取り付けてみるべ」参照)と比較しても、対策後のの写真では、手前の拡散光はかなり抑えられている。

上側の光をシェードやリフレクター、レンズなどでカットしていないタイプのランプなので、どうしても上方の乱反射部分が発生してしまうことは想定済みだったのだが、それでもあのマスキングテープを使った手抜き遮光に比べたら、これだけ遮光できれば御の字である。

一寸先も見えないような吹雪の場合、ヘッドライトHiビームだと乱反射がひどくて使えないのだが、このPIAA 004Xのスポット配光であれば、周囲への乱反射が最小限に抑えられて、ある程度の前方視界を確保しつつ、対向車へ自社の存在を知らせるのに有効に使えそうだ。



次にヘッドライトLoビーム+PIAA 004X点灯の写真。

こりゃ明るいわ
ただ一言、非常に明るい。



これがヘッドライトHiビーム+PIAA 004X点灯の写真。

思っていた程乱反射しないな
イエローカバーH4バルブの効果で、Hiビームにしても乱反射が少ない。

但し、それはこの程度の降り方だからで、実際に夜間に一寸先も見えないような吹雪に見舞われたら、いくらイエローバルブでもHiビーム使用は厳しい。




ところで、折角の夜間検証なので、参考までに「対向車側から見た眩しさ」についての話も少々。

かなり眩しい…

この写真でもわかる様に、対向車側から見るとかなり眩しい。

眩しいのだが、このランプは上にも書いた様に、「夜間に一寸先も見えないような吹雪に見舞われた時に、自らの視界も確保しつつ、且つ自車の位置を対向車に知らせる為」に使用する、言わば非常手段用として使うランプなので、これでいいのだ。ヘッドライトLoビームだけで走り(Hiビームは吹雪の夜は乱反射がひどくて使えない)、お互い直前に接近するまで気付かずに接触事故を起こすよりはずっとマシだろうと思っている。

もちろん、すれ違う時にはすぐに消灯可能な様に、スイッチはステアリングポスト上のハザードスイッチの隣に移設してある。





さて、これでPIAA 004Xの拡散光対策は一応完了した。

今年の冬はコレを装着したままにして、「夜間の一寸先も見えない吹雪」に遭遇した時に、また再度検証結果を載せてみようと思っている。しかし、実際にそういう吹雪に見舞われた時には、生きて家まで帰って来るのに手一杯で、写真なんか撮っている余裕はないから、果たして上手く撮影できるかどうか…。



それと、今気がついたのだがイエローカバー付きH4バルブの、詳しい夜間配光検証をやっていなかったので、これについては近々ブログに載せようと思っている。





※追記

夜間の一寸先も見えない吹雪下でのイエローカバー付きH4バルブ及びPIAA004Xの配光検証についての話↓。

2017年3月6日「イエローH4バルブカバー 夜間の吹雪時の検証 其の1
2017年3月19日「イエローH4バルブカバー 夜間の吹雪時の検証 其の2




(続く)  (前回)



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-リンク-

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