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石器人の車には、以前
「調整式ステアリングボススペーサーを買ったけど中国製だったべさ・・・」でも書いた様に、中国製の調整式ステアリングボススペーサーが装着されているんだべさ。
こんな奴↓。
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中華製調整式ボススペーサー |
↑ガタは出やすいので増し締めは必須なものの、ハンドルもかなり手前になり、ある程度位置の調整もできるから、これはこれで満足していたんだべさ。
だけど、ディーラー等の
「格調高い」整備工場に持ち込む時などは、やっぱり通常のポジションに近い物を装着していないと、
車を診て貰うことさえ拒否されるので、いちいちこのボススペーサーの取り外しをしなければならず、面倒でたまらなかったんだべさ。
何かこの問題を解決する方法は無いんだべか、ということでネットで色々調べている内に、どうやら
「クイックリリースボス」という物を2つ買って、
1個は通常使う長いボススペーサーを装着した物にし、もう一個はボススペーサーを装着せずに、
ノーマルとポジションと殆ど変わらない程度のボス長になる様な物にして、
「格式高い」整備工場に持ち込む際には、
ノーマルとポジションがあまり変わらない程度にした物にワンタッチで交換してやれば済むんでないべか?ということに思い至ったっんだべさ。
で、今年の9月上旬に、アマゾンでその手のブツは何か無いかと探していたら、上記のことが可能になりそうな中華製の
「Ruien汎用クイック リリース ステアリングボス 」という物を見つけたんだべさ。
ということで今回は、
装着するまでに3ヶ月以上かかった!そのクイックリリースボスに関する顛末を書こうと思うべさ。
まずはクイックリリースステアリングボスを用意するべ
まずは、アマゾンで見つけたブツがコレ。
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同じ物を2個買ったべさ |
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ステアリング側の装着面 |
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こんな感じで2つに分かれる |
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一体になっている時の厚さは25mm |
↑
「Ruien 汎用 クイック リリース ステアリング ボス 薄型 スリム タイプ 25mm 脱着式 」という名前で、
既存のボスの上に取り付けるタイプ。値段はアマゾンで9月当時
1個990円!!千円以下だったべさ!
メーカー名の表記は特に無かったけど、この値段といい、後から判明した加工精度の低さといい、まず間違いなく
Made in Chinaだと思うべさ。
クイックリリースのやり方なんだけど、ロックされている状態で
ハンドル側パーツ(ハンドルに接続する部品)を手で固定して、リリースボタンを押しながら左に回してやると、30度くらい回った所で止まり、
受け座部分から
ハンドル側パーツが外れるんだべさ。
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左に回すと外れる |
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ホレ、外れた |
尚、
「格調高い工場用」と、
「普段使い用」の2種類が必要となるから、クイックリリースボスは
2個買うことにしたんだべさ。
それでは、実際にボスに装着してみるべ。アレ??穴が合わないべや…
ということで、まずはボスに仮止めしようとしてみたんだべさ。ところが…
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穴の位置が合ってないから装着できないんだべさ… |
↑上の写真は、
クイックリリースボスの受け座部分のボス側装着面なんだけども、
オレンジ色の〇印の位置までボルト用の穴を拡げないと、ボスに装着出来ないんだべさ…。このテキトーさは、間違いなく中国製だんべ。
仕方ないので、バラしてボス側の接合部分を取り出すべ。ホーンの接点用の樹脂パーツは、金属製クリップを外せば簡単に取り外せるべさ。
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バラしてみたべさ |
↑尚、ホーン用の樹脂製接点パーツは、
緊急時にレンチを突っ込んで、ボスごと取り外せるようにするために、
取っ払ってしまうことにしたべさ。
小さいリューターを装着したドリルで、
地味~に穴を外側に拡げてやるんだべさ。
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小型リューターで削るんだべさ |
ボスに装着できる位置まで広げるとこうなってしまうんだべさ…。
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削るとこうなる |
↑下の段に壁が残ってるから、強度的には大丈夫だと思うけど、よくまあこれだけ位置がずれてるもんだべさ、さすが中華製…。
夜中に漸く完成したべさ。トップの穴だけは削らず、他の5穴を拡げて装着できるようにしたので、若干偏心してると思うべさ…。
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トップ穴は削らないことにしたので中心は偏ってるべさ |
よしよし、これで何とかボスには装着できるようになったべや。
まずは「格調高い工場用ハンドル」を取り付けようとしたんだけど、ガタが酷いべさ…
これが、石器人のボロ車に装着されているL260V用ステアリングボスに、
「クイックリリースボスの受け座」を取り付けた写真だべさ。
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汎用ボスの上に取り付けたべさ |
↑ステアリング側に装着する方の部分は、リリースして取り外してある状態だむべ。ちなみに、元々あった樹脂製のホーン用接点パーツは、上にも書いた様に、緊急時にレンチを突っ込んでボスごと取り外せる様に、取っ払ってあるべさ。
この
「クイックリリースボスの受け座部分」をボスに取り付ける時は、解放時のリリースボタンが、トップのボルトと同じ位置になる様に取り付けるんだべさ。つまり、
リリースボタンがこれ以上左側に回らない位置が、解放時の位置ということだべさ。
ついでに、もう一度
クイックリリースのやり方をおさらいしておくと、その
解放状態の位置でハンドルを嵌め込み、リリースボタンをこれ以上右に回らなくなるまでクイックリリースボスの外側のケースごと
右に回してやれば、止まった位置でリリースボタンがピョコンと飛び出るので、それがハンドルがロックされた位置、ということになるべさ。
それじゃまずは
「格調高い工場用ハンドル」、つまり
スペーサーを入れないノーマルポジションハンドルの方から取り付けることにするべ。
「格調高い工場用ハンドル」の場合は、コーンが浅くてノーマルハンドル並みに径が大きい
「ナルディ」がピッタリと思われるので、手持ちの
ナルディウッドを装着することにしたべさ。これは
ナルディウッドにステアリング側用のパーツを装着済みの写真。
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格調高い工場にはそれに相応しいナルデエを |
ではステアリングを取り付けてやるべさ。取り付けは、受け用の台座にガポッと嵌め込んで、リリースボタンを右のこの位置まで回して固定してやるんだべさ。分かり難いと思うけど、後でアップする予定の動画を視れば一発でわかるから。
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嵌め込む時は頂点にあったリリースボタンを右に回せばロックされる |
ところが、取り付け後にハンドルを持って揺すってみたら…。
ガッタガタだったべさ!
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揺するとガッタガタ… |
リリースボタンを右に回してロックしても、かなりのガタつきがあるんだべさ…。
で、ガタつき対策をやってみたんだけど…
Ⓐしかし心肺ゴム用。その
ガタつきの件は、予めネットで調べて分かっていたので、ちゃんと
対策用にこんな物を買っておいたんだべさ。
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ホーローセット |
↑ステンレス製のホーローセット、通称
「イモネジ」。寸法はM5×8mmだんべ。値段はど忘れしたけど、確か6個セットで150円くらいだったかと…。ホームセンターのネジ売り場で買えるべさ。
Ⓑこいつを、ステアリング側に装着した部分の空いている取り付け穴にねじ込んで、
ガタつかなくなるまで(受け座に軽く接触するまで)突出部分の長さを調節してやればいいんだべさ。こんな感じだんべ。
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オレンジの〇印がガタつき防止用のイモネジ |
↑つまり、
クイックリリースボスの受け座と、ハンドルに取り付けた部分との間に隙間があるからガタつきが発生する訳で、このイモネジの突出量を調整して、受け座に軽く接触する程度にしてやると、ガタつかなくなるんだべさ。尚、
イモネジの調節は六角レンチで行うんだべさ。
Ⓒだいたい、
イモネジをこれくらい突出させればガタつかなくなるみたいだべさ。
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イモネジ突出量 |
ガタつき調整用イモネジはナルディ用の穴に装着するしかないので、ナルディのハンドルが付けられなくなったんだべさ!
ところが、ここで
重大なことに気が付いたんだべさ。この
「格調高い工場」用バージョンに用意したのは
ナルディのハンドルなんだけど、
クイックリリースボスの受け座側の取り付けボルトは、モモ用の穴でボスに取り付けている(というかモモ用の穴しか無い)ので、そこに干渉しない様にイモネジを取り付けるには、ハンドル側パーツのナルディ用の穴に入れるしか無いなんだべさ。
Ⓓこれが
クイックリリーボスの受け座部分のボス側装着面。
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モモ穴しかない |
Ⓔこちらが
クイックリリースボスの受け座を、汎用ボスに取り付けた写真。
モモ用の穴しか開いてないので、その穴に取り付けるしか選択肢が無い。
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モモ穴で取り付けるしかない |
Ⓕクイックリリースボスのハンドル側パーツの
モモ用穴に
イモネジを入れてしまうと、
Ⓔの画像の
モモ穴に入れたボルトの頭に
イモネジが潜り込んでしまい、支障が出てくるんだべさ。つまり、
ハンドル側のパーツに調整用イモネジを装着する場合は、ナルディ用の穴に入れるしか選択肢が無い、ということなんだべさ。
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イモネジはナルディの穴に入れるしかない |
Ⓖということは、クイックリリースボスのハンドル側部分には、
ナルディ用の穴に
イモネジが入っているのでそれが邪魔になる為、
イモネジの入ってない
モモ用の穴でしかハンドルを取り付けられない、ということになるんだべさ。
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モモ穴でしか取り付けられない |
要するに、調整用
イモネジを入れてガタつきを無くした場合は、
モモ穴のステアリングを別途用意しなけりゃならないということなんだべさ!
文章だと非常に分かり難いと思うんだけど、何を言ってるんだかわかってくれるかい?え?わからないってかい?…。そりゃそうだ。自分でも一通り読んだら気が狂いそうになるくらいだから…。
どうしてもわかりたい人向けに一番確実な方法なんだけど、実際に自分で買って試してみるのがベストだと思うから、一回やってみればいいんだわ。クイックリリースボスの値段も安いし、石器人みたいな殆ど猿同然な人間でも、現物を前にしたら理解できたから…。
おかげでモモ穴のハンドルをもう一個買わなけりゃならなくなったべさ
クイックリリースボスのハンドル側パーツには
「モモ穴のハンドルしか取り付けられない」ことは、今までの経緯でわかった?んだけど、石器人の手持ちのモモ穴ハンドルは
Ⓐ以前購入したこの
中華ディープコーンハンドルと
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中華深型ハンドル |
Ⓑ元々持っていたこのディープコーンタイプのハンドルの2つしかない。
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元からあるディープコーンタイプ |
↑上記
Ⓐハンドルは、2個ある
クイックリリースボスのハンドル側取り付け部の一つに、
「普段使い用ハンドル」として装着するからいいのだが、残るもう一個の
クイックリリースボスのハンドル側取り付け部には
「格調高い工場用ハンドル」、つまりスペーサーも取り付けずコーンも浅い
ノーマルハンドル並みのポジションになる物を取り付けなければならないので、上記
Ⓑのディープコーンタイプハンドルは使えない…。
ということは
「格調高い工場」用として、
モモ穴の浅いコーンタイプのハンドルをもう一個買わなきゃならない、ということかい!?
Ⓒはいはい、わかりました!ということで、ネットで安いハンドルを探して、こんな
中華モモ穴ハンドルを注文したんだべさ。ディープコーンタイプではなく、浅型の奴だべ。
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新たに購入することになった中華モモ穴ハンドル |
ところがこいつの所為で、今度はクイックリリースボスの取り付けに
3ヶ月以上かかってしまうことになったんだべさ…。
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ということで、
クイックリリースボスの
ガタつき防止処理をやったら、何故か
別途モモ穴のステアリングを購入する羽目に陥り、仕方なくネット通販で適当な物を選んで発注することになった、という訳だが、今度はそれがまた
長~い新たなトラブル?の始まりになってしまう、というお話なんだけど、その顛末は長くなるので、次回に書くことにするべ…。
(Part2に続く)
※関連記事
2019年1月20日「苦闘!薄型クイックリリースボス装着への長~い道程Part2 やっと装着できたべや!」
2019年3月2日「クイックリリースボスのイモネジが緩んで来るのでネジロックを使うべ」
※YouTube動画
2019年1月20日「クイックリースボス取り付け」
2019年3月2日「クイックリリースボスの「ガタ防止用イモネジ」が緩んでくるのでネジロックを塗ったべさ」
(続く) (前回)
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